失速

少し肩透かしを食らった巻でした。

無印からの悲壮感やテンポの良さ、
キャラ造形のカッコ良さはほぼありませんでした…。

習様も変態からただの良い人になってしまったし、
捜査官のデザインも無印の無骨で男臭い面々からどんどんポップになってしまい、
"人間離れした強さ"に対する説得力に欠けますし何より戦闘シーンの迫力に欠けます。
滝沢再登場以降、
衝撃的な展開も悲壮感ある演出も特になく、
本当にだらだらと続けている感じがします。
回収しきれなかった伏線回収のための:reだと割り切れば無印の良さが無くなってしまったことも気にならないのかもしれませんが、
新たな伏線が張られ続けるだけで一向に回収される気配がありません…。

web漫画時代から伏線云々よりも演出のカッコ良さで魅せる漫画家さんだったので、
ストーリーの整合性等はそんなに求めていませんが、
もう少しテンポ良く進めてくれたらなぁと思った巻でした。
まだ4巻なのでここから盛り上がることに期待しています。