2015年デラックスエディション３枚組

「恐怖の頭脳改革」６枚組で悪名高いジャコミックスです。
（笑）ジャコの割には悪くないので「可もあり不可もあり」の総合点としました。
以下DVD-Vの新ステレオ・トリロジーのレビューです。


1. The Endless Enigma (Part One)[New Stereo Mix]★★★★★
音圧はあまり低さを感じないフラットな感じで上に余裕のあるいい音に仕上がっています。
変なミックスもなし。
このころのグレッグはトレブルをいっぱいに上げた乾いた感じのベースの音が気に入っていたので楽器音が近いのはこの曲では成功しています。


2. Fugue [New Stereo Mix]★★★★
ベースをかなり下げています。
ピアノソロ全体をトッカータ、
アンダンテ、
フーガの３部分に分けるとすると特にフーガ部分。
オリジナルでは厳格な対位法で書かれているはずのピアノのフーガに、
即興ふうにベースを付けたのが合っていなかったり途中で投げ出したりして、
音量も大きく邪魔な感じだったのがなくなりました。
あと、
このトラックは従来のままトッカータ部分が終わってアンダンテから始まります。
なぜピアノソロ冒頭か第３部のフーガ冒頭ではないのか、
まさに永遠の謎です。
（笑）

3. The Endless Enigma (Part Two)[New Stereo Mix]★★★★
チューブベルのあとのオルガンを引っ込めているのが気になりました。
あとは前半と同じ分離のよい音づくりになっています。
エンディングで一度全体をフェーダーで下げてから最後に上げているのが不自然でした。


4. From The Beginning [New Stereo Mix]★★★★