北東アジアの大陸部において、鉄道が持っていた地政学的な重要性がよくわかる本。
中露国境から満州北部を横切りハルピンを経由して、
再びロシア領ウラジオストックに至る鉄道、
「中東鉄道」。

この地政学的に重要な意味を持つ鉄道を巡る、
ロシア(ロシア帝国、
ソ連)、
日本、
中国、
そしてその他列強をめぐる19世紀終わりから第二次大戦終了までの国際政治史。


「中東鉄道経営史」の著者が、
一般向きに書いた本であるにもかかわらず、
その内容は、
詳細にわたりこの時代の東アジアの国際政治史の基本知識を必要とする。

しかし、
その議論はロシアの公文書を丹念に渉猟した結果を踏まえており、
読みごたえは十分。

私にはその内容の適否を判断することはできないが、
まさに研究者によって真面目に書かれた本としての手ごたえを感じる。


そして何よりも、
20世紀前半までの北東アジアの大陸部の国際政治史において、
鉄道が非常に重要な地政学的な意味を持っていたことを、
この本を読んで改めて強く印象付けられた。

それは、
まさに21世紀のパイプラインを巡る地政学的な確執とパラレルな関係にある。

そして、
安全保障上の不安を解消するために、
紛争の可能性がある地域をできるだけ遠くに追いやろうとして、
その結果拡張的、
侵略的政策をとること、
そのためには国際的な約束も一夜のうちに反故にすることにためらいがないというロシア(ソ連)の体質が、
当時も今も全く変わらないことも、
この本を読んでいると改めて確認できる。


必ずしも読みやすくはないが、
真面目に書かれたいい本だと思う。
満蒙 日露中の「最前線」 (講談社選書メチエ)

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