焼き鳥に関する？の答えが詰まってる。

焼き鳥好きの日本人は多い。
最近はオヤジだけじゃなく若い女性にも焼き鳥ファンが多くなってきた。
焼き鳥は寿司やフランス料理のようなうんちくを並べずして「焼き鳥好き」を自称して食べられる気軽さがあるし、
普段使いの店から何日も前から予約していく特別な店までいろんな楽しみ方がある。
僕も自称焼き鳥好きだから、
自分の書架にも10冊以上の焼き鳥関連の情報誌が並んでいる。
しかし、
ちょっとした「？」に答えてくれる本がなかなか見つからなかった。
そして自分の好きな焼き鳥店が長い、
いや長いと思っていた焼き鳥の歴史や系譜の中でどんな位置にあるのかもとても気になっていた。
そんないくつもの疑問に見事に答えてくれる一冊である。
庶民の味であり、
体系だった研究資料がないこともあり、
相当な文献の読み込みと取材から、
作者が一つ一つの事実をつなげて紡ぎ上げたもの。
歴史だけでなく、
「名店」いわれる焼き鳥店のさまざまな秘密にもせまっている。
焼き鳥食べ歩きには必携の一冊。