ごく一部の人のみが分かる話であり　それ以外の人には・・・

過去に出版した小説のモデルと同じ企業について書かれていると考えられますが、

会社の元関係者か、
現関係者にしか分からないだろう内容になっています。

「あの人はこんなにひどい奴で、
こんな器量しかない奴だ！」というような愚痴の嵐が延々と続きます。

中には、
こんな内容いちいち入れなくて良いんじゃないの？と感じる内容もあります。


過去の小説は、
大好きであったが故に悲しく感じる出来です。


作者が創業社長と仲睦まじい関係であり、

現オーナーを嫌っている事が読んでいくと大変良く分かります。


最後まで読んで「いくら」に関わる話の出現頻度から、

作者の過去との変わり様を感じられる作品です(悪い意味で)
その点でのみ秀逸な小説かもしれません。