認知考古学の良書
18ページにもあるように、
本書は考古学のデータを援用して心の進化を考察するというよりは、
心理学での様々な議論(フォーダー、
カミロフ=スミス、
スペルベルなど)を援用しつつ考古学的データを整理・統合しようという著作である。
最も重要な概念は、
おそらく認知的流動性(cognitive fluidity)というものであろう。
ネアンデルタール人は現代の我々にさえ困難なほど優れた石器加工技術を持ち(ルヴァロワ技法など、
160)、
厳しい環境で生き残るために動植物について豊富な知識を持ち(170)、
社会的知能もある程度は持ち合わせていた(177)。
ではどうして、
彼らと我々ホモ・サピエンスの文化の間には大きな隔たりがあるのか。
ミズンによれば、
この隔たりを説明するのがこれら三つの能力の間に認知的流動性が見られるか否かであるというのだ(9章)。
例えば、
動物に関する知識と技術に関する知識を流動的に結合させる事で、
ある種の動物に特化した道具が作成できる(235ページの図などを参照されたい)。
ホモ・サピエンスは各領域間の知識を流動させる事が可能となり、
それゆえ彼らの文化は大きく発展したのであり、
5万年ほど前に見られる文化のビッグバンはこの認知的流動性によって説明する事ができるというのである。


既に10年以上前の著作であり、
現在ではミズンが想定していたような文化のビッグバン自体にも疑念が向けられつつある(すなわち、
実は文化の進化がもっと連続的ものであったかもしれないという指摘がなされつつある)ようだ。
しかし、
広範な資料調査もさることながら、
認知的流動性というアイデアも含めて現在の目から見ても十分興味深い考察が数多く見られ、
本書が心や文化の進化の考察にとって重要な著作であることに変わりはないだろう。
心の先史時代

その他の感想

映像劣化がすごい
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無謀な独立、どこかで聞いたようなキャリア論
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一気読み!
まじめ、楽しい、実用的。お勧めのバイリンガル生活ガイドブック
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必見です!「語学」+「実際に知っておきたい基礎的なこと」
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気泡は2,3日待ちましょう
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