芭蕉の爆弾
 嵐山光三郎『悪党芭蕉』を読み、
「笈の小文」が気になって読んだ。

 
旅人と我名よばれん初しぐれ

 芭蕉のこの句に対するイメージは変わった。
〈芭蕉〉は〈芭蕉〉としての自分を忘れ、
ただの〈旅人〉となろうとしていた、
風流の人・風雅の人・風狂の人。
そんな漠然としたイメージを抱いていた。
でも、
……

野ざらしを心に風のしむ身哉

百骸九竅の中に物有。
かりに名付て風羅坊といふ。


さらしなの里、
おばすて山の月見ん事、
しきりにすゝむる秋風の心に吹さはぎて、


 などの句や文章は、
このイメージを裏書きする。
しかし、
それだけではなかった。


寒けれど二人寐る夜ぞ頼もしき

 風流も、
風雅も、
風狂も、
吹き飛んでしまう、
爆弾のような句だ。


霧しぐれ冨士をみぬ日ぞ面白き

 など、
俗な富士に反感を抱いた太宰を思わせなくもない。

 多面体を思わせる、
芭蕉の正体は、
いったい、
どこにあるのか? 芭蕉の魅力に、
とりつかれそうだ。
芭蕉紀行文集―付嵯峨日記 (岩波文庫 黄 206-1)

その他の感想

3個購入しましたが1個が・・・
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今の同製品は公称値ほどの速さはない
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