視覚的にも楽しめますが、事前知識も読了には必要かと…

色んな版があるので街で出会う度に何度も買おうと思ってきましたが、
たまたま
行きつけの古本屋で売っていたのがこの本でした。

中身の翻訳と銅版画の挿絵を確認した上で、
古本でもそこそこしましたが即決です。

各章は細かく5頁以下位に区切られているのでどの章から読んでもそんなに辛くない
のですが、
更に章の冒頭に粗筋をまとめてくれているので心構えが出来ます。


一番安く読めるのは青空文庫でしょうね…　ですがあれには挿絵がありませんからイメージ
に脳をフル稼働する必要があります。
そしてこれは意外と辛い作業です。

文庫本だと安く三分冊になってますが、
重くて少々高めでも一冊にまとまっている本を
選択したい方にお勧めします。


私の場合、
この本を読む前に前知識として神曲 (まんがで読破)を参考にさせて貰いました。

映画セブンでも参考資料として出てくるので誰もが読もうと奮起するのでしょうが、

実際にこの膨大な地獄の羅列を目の前にすると流石に無限地獄に落ちた様な感覚になり
気持ちが長続きしないのではないかと…
予めどう展開するのかを知っておいても悪くないと思います。


日本語訳は古風な雰囲気は漂いますが、
かなり自然な日本語で違和感はありません。