自転車で娘を送り迎えする大富豪

著者は５歳から空き缶拾いをしてお金を稼ぎ、

名門イエール大学を卒業。
生き馬の目を抜く
ウォール街で投資会社を立ち上げ、
巨万の富を得た。


37歳でリタイヤし、
バイクと車での二度の世界一周旅行を経て、

いま世界有数の投資家として知られる大富豪。


でも、
華美な暮らしとは無縁で
家は、
自分が住む一軒以外は買ったことがなく
自転車で自ら娘2人を学校に送り迎え。

自家用車も持たない時期が長く、
最近になって妻のために1台購入。

腕時計も、
宝飾品も、
新しい服も不要。

財布も同じものを15年使い倒したという。


いま一番大切なのは娘たち。
彼女たちが、

自分で人生を切り開ける女性に育ってくれたら
自分は今まで築いたもののすべてを失ってもいい、
と語る。


著者が常に目ざし、
実践してきたのは
「自由」と「好きなことに打ちこむ」こと。

そして「常に前進」。


「チャンスは、
他人が目もくれない隙間に
転がっている」と、
時流にとらわれない
独自の発想で投資してきた。

発想力を磨くために、
日々、
膨大な情報を収集し、

ピンときた投資先があると、
すぐ現地に飛ぶなど
体もよく動かして徹底リサーチしてきた。


数字の変化を追うのが
なにより好きで、
そこに打ちこんできた。


これは、
だれもが応用できる成功の秘訣だ。


まず夢中になれることを見つけて、
そこに集中する。


人が気づいていない「隙間」に目をつけ、

頭、
五感、
五体のすべてをフルに使って
自分なりのリサーチを重ね、
よどまず日々前進。


一度だけの人生を
目いっぱい味わいつくそう、
と
パワーがわいてくる本。