とても使いやすくて便利です

十年以上前、
階段の塗り直しに家にやって来た塗装職人に、
表面がざらざらになってしまった
木地のテーブルを塗り直してもらいました。
その時に使っていたのがつや無し水性ウレタンでした。

表面をまず撫でるように目の細かいサンドペーパーを掛けささっと一回目を塗り、
乾いたら
また軽くサンドペーパーを掛け拭き取ってから二度目を塗ってそれで終わり。
たったこれだけで、

表面に程よい塗膜が出来てとても滑らになりながらもピカピカせずとても美しい仕上がりでした。

水性で臭いもせずこんな便利なモノが在るのだなあとその時初めて知った次第。

今回、
長年の結露により表面の木地が割れて白っぽく下地が見えている窓際のサッシの前の
フローリングをどうにかしたいと考え、
初めて自分でこれを使ってみました。

まず細かい割れ目から見える白っぽい下地にポーアステイン(水性顔料着色剤)で色を軽く二回ほど
付けておき、
乾かしてから表面に軽くサンドペーパーを掛けこのウレタンニスを塗り、

乾かしてからまた同じように軽くサンドペーパーを掛けウレタンニスを塗り完成しました。

後でフローリング全体ににワックスを掛けるため、
今回の補修部分もツヤありを選択。

部屋の床全体にワックスを掛けてみたら、
この選択は間違っていなかったと納得です。

最初から色が付いたウレタンニスも同じく販売されていますが、
色を調整して付けたい場合は、

素人なら必ず水性のポーアステインで色の調整をしておき、
その上に塗って塗膜を作るため
この透明クリアな水性ウレタンニスを塗る方が遥かに簡単で色の調整もしやすいです。

便利さはそれだけでなく、
ツヤ有りかツヤ無しかを迷った時は、
半々に混ぜて半ツヤにも
仕上げられます。
このウレタンニスは少し粘性があるので、
少しだけ(20%)水で薄めて
使うことも出来ます。
塗りにくい場所などそうするとハケが伸びで使いやすくなります。

フローリングの表面が完全に剥がれて窪みが出来たような箇所も、
このウレタンニスで
上記の作業を数回繰り返し行うと厚い塗膜面が出来て損傷がかなりカバー出来ました。