ナチス・ヒトラーの疑問に答える
ヒトラーとナチスがなぜ立党10年ほどでドイツを掌握できたのか、
政権掌握後ドイツのナチ化がなぜ進んだのか、
ユダヤ人を絶滅しようとしたのか。
本書は、
ヒトラーの入党から党内抗争の勝利、
その内政を説明しながら、
ナチス・ドイツへ日本人が抱く疑問に答えている。


ドイツ帝国崩壊を受けて成立したワイマール体制は、
大恐慌以降全くの機能不全に陥っていたことを著者は指摘する。
30年には98日だった国会会期は32年にはわずか14日になり、
議会通過法案も30年の98件が32年には5件だけで、
議会可決が不要な大統領緊急令が乱発されており、
首相も議会勢力に関係なく大統領が指名するので議会の支持を受けられず、
多数派工作に終始することになった。
1932年の選挙で躍進したときも全議席の3分の1しかなく、
党勢拡大も足踏みしていたのに、
翌年ヒンデンブルクが首相指名してしまったために、
ドイツ掌握が決定的になってしまった。


政権掌握まで、
ナチスは闘う抗議政党だった。
街頭で共産党に乱闘を仕掛けるなどしてメディアに名を売る。
ヒトラーは自身を「第一次大戦で名誉の負傷を負った英雄」と位置付けることで、
ベルサイユ条約の破棄を訴えドイツ民族主義者の支持を取り付けた。
政権掌握後は500万を超えた失業者も6年で10分の1以下にした。
これにはトリックがあり、
男性には徴兵制を再開し、
女性は結婚退職・求職終了へ強く政策誘導を行って求職者自体を減らしたことが大きい。
省庁や地方のトップを次々とナチス指導者に与え、
参政権を抑え込んだことでナチ化が進んだ。


ユダヤ人には当初、
公職追放や財産没収から始まった。
やがて国外追放が中心になった。
ポーランド侵攻後はポーランドへ、
独ソ戦後はソ連領に強制移住させようとしたがモスクワ目前で戦線が膠着し、
進撃する軍を追う親衛隊治安部隊が現地で勝手に虐殺を始めたことなどから、
親衛隊保安長官のハイドリヒが中心になり、
追放から虐殺への方針転換が行われた。
ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)

その他の感想

電動歯ブラシとしては普通。
トランセンド ドライププロ220に使用できました
ん…
良いのですが..
30M
使い勝手よし,内容もよし
高速で高機能で満足
待望の続編!
孫の普段用に
役には立ちそうだが、見やすくない
これ一冊で十分の、ITパスポート試験対策
慣れるほど使いやすさを感じる良い品です
抽象的な内容です
目的が明確ならベストバイ。
まあ、結局ゴマブックスお家芸のステマで売られる程度の本ですよ
良作ではあるが息が詰まりすぎる。
種数は少ないが使い勝手はいい!
歯に興味が無い人も是非読んで見てください。
ユーモアに
純正よりも暗いかな?
楽しく遊んでいます。
ホワイトコットン
明るさは大変満足しています、ただ。。。
いいものです!
画面は小さいが
惜しげなく交換できます。
事典形式の便利本
V
チラシの裏みたい。
戻る