ようやく改版されました。
 改版になってからのレビューがまだないようなので、
ひとことコメント。


 星野慎一訳の評価が高いのは、
私にとっては意外でした。
改版前の岩波文庫「リルケ詩集」はリルケの若い時代の詩に偏っていて、
リルケの全貌を正しく伝えるものではありませんでした。
いわば旧制高校風ロマンにあふれたリルケだったのです。


 もうだいぶ昔になりますが、
私の友人が仲間と雑談をしていたとき「いまどきリルケなんて読むやつの気が知れない」と言い出しました。
リルケ初期のロマン主義的な詩だけ読んで偏見を持っていることはすぐわかりましたが、
反論するのは難しいのでそのまま黙っていました。
改版前の岩波文庫は、
たぶん多くのファンがいて、
それゆえに改版が遅れたのでしょうが、
かなり多くの日本人に「リルケは女学生が喜ぶようなロマンチック詩人」という誤った印象を広めるのに役立ってしまったといえます。


 今日ではリルケの本領は「新詩集」の、
いわゆる「事物詩」以後にあるということは定説となっています。
改版された詩集はその評価通り後期に重点を移し、
「ドゥイノ」以降の、
詩集に編まれなかった詩からも数多く収録されています。
しかしこの後期作品の鑑賞が日本人には難しい。
「時〓(とう)集」は神との対話だし、
「形象詩集」は象徴主義的なメタファーが豊富だから日本人にもわかりやすいのですが、
「新詩集」になるととたんに晦渋になって、
魅力の乏しい詩が並んでいるという印象を受ける。
そこでやむなく辞書をひきひき原文に当たると、
造語、
抽象語の擬人化表現が目立ち、
俗語までも総動員して、
いわば「現代的」な表現に変わってきているのだとわかる。
意味はよく取れなくても、
従来の詩のイメージを壊すという、
なりふり構わぬ荒業を駆使してまで目の前の対象と対決しているのだ、
という緊張感だけは伝わってくる。
リルケが題材にするのは、
街の噴水であったり、
メリーゴーラウンドだったり、
博物館の彫刻だったり、
ほとんど相手を選ばず対決を挑むという風情。
この傾向は「新詩集」以後もさらに高じて、
代表作「ドゥイノ」では難解な現代詩の領域に踏み込み、
私の貧弱なドイツ語ではとうてい太刀打ちできないのですが、
だからといって手塚富雄訳をそのまま受け入れたくもない、
というジレンマ的な状況なのです。
リルケ詩集 (岩波文庫)

その他の感想

水玉コロコロが気持ちよい
ちょっと内容がなぁ〜
ストーリーがドラマティックに・・。
純正じゃなかったのか
凛々しい牛若たん
超ツルスベ!!
ツーリングが楽
生姜焼きが・・・・
好んで食べます。
題名に高校数学という言葉を使うことに疑問
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