とてもユニークで、使い途が広がる内容です

ベテランの病院事務屋にとっては日進月歩の医療機器の知識を補完することや、
改めて病院経営における高額医療機器が投資であることや、
その法律的背景など整理することができる。

また経験の浅い病院事務屋にとっては、
院内で飛び交う用語を確認したり、
時には技師や医師と意見を交換する為のガイドのような役割を果たすと思う。

また医療関連産業の方々にも、
必要にして十分な知識が短時間で得ることができると思われる。

私個人は「医療機器に関係する法律と制度」にある「医療機器を使った医療行為の診療報酬の分類」がわかりやすいと思った。

具体的に自院にある機器は付箋を付けるなどチェックを入れ、
今後　自院が求められる医療の中で必要な機器が何であるかを考える参考になるだろう。
また着任した医師が「あれがほしい」「これがほしい」という要望があった場合も客観的な機器の知識を確認できる点はメリットが大きい。

ユニークで参考になる本なので、
あえて要望を
これらの医療機器は、
病院の中の誰が使う道具かがわかるとよい。
医師しかダメなのか、
技師でよいのか。
それによって人件費コストも変わってくる。

また経営上のメリット・デメリットなどもあるとよかった。

巻末でよいので、
デリケートな問題だと思うが、
これらの機器で治療・検査できる病名の一覧などもあると尚よいと思う。
いずれにせよ楽しませてくれる書籍です。