主人公至上主義が好きな人に

中をパラパラと捲ってみた所、
短い文での改行が多く、
空白が多いなと感じました。

内容は、
かなりのイケメンらしく前世でも現世でもモテモテの主人公が、

「俺って平凡顔。
俺って全然モテない」と何度も繰り返し述懐するのが鬱陶しいことと
主人公が能力的にチート過ぎて盛り上がりが欠けること（特に終盤の戦闘）以外は、

概ねテンポ良く、
楽しく読めたと思います。


イラストは、
私は温かみがあって好きだなと感じましたが、
表紙だけはちょっと。

右上に描いてあるキャラは誰？いつ登場するんだ？と楽しみにしつつ
読みましたが、
結局最後まで読んでもそれらしいキャラは出てこず。

これ、
よく見たら学生服で、
転生前の主人公だったんですね。

転生前の挿絵が人物紹介含め一枚もなかったことと、
また主人公が自己評価する自分の姿と
この表紙の青年の姿が繋がらず、
全くの別キャラだと思っていました。


左にいる父親のイラストも、
ちょっと変。

なぜ右目と左目で、
黒目の大きさがやたらと違うんでしょう…。

最初は、
こういう特殊な容姿設定の人なのかな？と思ったけど、

中の挿絵を見る限り、
そういうわけでもないようで。

驚きを絵で表現するにしても、
両目を見開くぐらいで良かったように思います。


絵は好みが別れるかと思いますが、
主人公がチート能力で無双し、
登場人物の殆どに
ちやほやされる系統の作品が好きな人には、
とてもお勧め出来る内容です。