言語・貨幣・法とは、人間専用のミトコンドリア(外来性必須共生物)のようなもの。
 題名から想像された内容とは異なり、
カント、
ヘーゲル、
マルクス、
パース等の哲学者を縦横に読みこなしながら、
「法・貨幣・言語は、
それらを皆が信じているから存在する建設的虚構」と看破し、
「カント由来の基本的人権がすべてを支える」と提言している、
目から鱗の明察本でした。
ただし、
3年かけた新書社の雑誌連載が元なので、
各章の内容に重複が多く、
説明の深さが足りない(リファレンスも付いてない)ところがやや残念です。


小生の印象に残った点は以下です。

・人間は名付けられて「法人」になる。
主体/形相としての「ヒト」、
お金で買える「モノ」の両面を持つ。

・動物と人間が異なるのは、
1) "メタ"が記述できる"言語"、
2) 遊び/投機の自由がある"貨幣"、
3) 力による殺し合いから共存への"法"、
を持ったこと。

・これらの意味付けを求めて、
いろいろな(神学論争の唯名論と実在論に対応する)宗教/学説が現れたが、
それは不安に基づく不完全なもの。
結局、
3つとも「皆がそれらを信じているから」機能しているに過ぎない。

・よって、
ハイパーインフレやファシズム台頭の怖れはいつもある。

・個人としての精神病(鬱病/統合失調症)は、
ちょうどそれぞれ不況/ハイパーインフレに対応する。

・言語は、
他の2つの基盤でもある。

・クレタ人のパラドックス(クレタ人が言った「クレタ人は皆嘘つきだ」の真偽が決定できないこと)は、
"ゲーデルの不完全性定理"の単純例。
これは「自己言及できるメタ言語があると、
数学でも非決定の事項ができる」という真理。
このように、
ユークリッドやラッセルの論理積立型の定理体系とは異なり、
飛び地のようにこういう自己循環系が見つかり、
新たな進化が起こりうる。
言語・貨幣・法も同様にできた。
一度できると不可逆。
これを米国の哲学者:パースは「偶然」と呼んだ。

・「ロミオとジュリエット」は、
二人の犠牲によって、
両家の殺し合いが、
法に基づく共存に変わった。
本人たちが死んでも遺るのが、
形相(名)。

・工場で働かせれば価値が得られた時代に、
労働価値が絶対だと勘違いされた。
この勘違いで、
ソ連の国家資本主義は行き詰まった。
資本主義から市民主義へ (ちくま学芸文庫)

その他の感想

シンク下がすっきりしました
楽しいけど面倒
年賀状
OCNモバイルONE音声対応SIM
よく研げます
心配していたことは発生しなかった。
私の場合。。。
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ブライスメインです
結構遊べる!
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