「死んでも死んでも」血脈が次々と続いていくことを信仰している日本
読了に半月かかりました。
こんなに重厚な本がこれから日本で書かれるのだろうかと思えるほど、
各論文とも充実した内容で、
珠玉の言葉が溢れていました。
これだけ線を引いたり書き込みをしたりした本は小生は今までありません。
万人にお奨めの本では決してございませんが、
一生に一度は読んでおきたいレベルの本だと思います。


小生の印象に残った点は以下です。

・日本の底流は、
「つぎつぎに、
なりゆく、
いきほひ」。
勝手に死に、
生殖する(暴)力。

・明治や戦後にパッと方向が変わったのも、
単に「いきほひ」/クウキに追従しただけ。

・武士には、
「服従」と「自負」という矛盾する二面が室町時代にはあった。
後者は「諫争」であったが、
凍結型の江戸時代に廃れ、
Conformity(大勢順応)のみになった。

・福沢諭吉は「知」(真)、
内村鑑三は「宗教改革」(善)、
岡倉天心は「美」の各面で明治初期を代表した。

・謀叛もできないような人民に、
本物の忠誠は期待できない。

・「非国民」「国賊」の罵声の中での光栄ある孤立。

・最近失った人、
もう少しで届く人が、
改革の中心となる。

・人民精神の3段階(植木枝盛):(1)天皇への服従→(2)法への服従→(3)人民主体
・「お上は逆賊なり」(安藤昌益):忠誠とは本来双方向のもの
・日本のキリスト教は、
「家族主義」と妥協し、
天皇制と同化した。

・「独立心を憎むの官吏が教育を監督している」(三宅雪嶺)
・討論と会議のルール(福沢諭吉「会議弁」)。
複数視点の対話は真理発見の手続き。

・中心によりかかる日本(傲慢と卑屈:"道徳")と、
平等/上位規範がある欧米
・「情」は下意識。
政治には有効。

・思想史研究とは、
(クラシック)音楽の演奏のようなもの。
誰かが楽譜(史料)を演奏しなければ音楽は聞こえてこない。


 「いきほい」に便乗して、
少数意見を「国賊」扱いとし、
「おのずから」ガラパゴスに「なる」日本の底流は、
必然的に大きな破綻に繋がってしまうことに、
多くの人々が気付いて欲しいと思います。
忠誠と反逆―転形期日本の精神史的位相 (ちくま学芸文庫)

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