認識を広めるために
 『ゴルギアス』はプラトン諸対話篇のうち前期に属する作品であり、
それはすなわち、
登場するソクラテスがかなり実際の姿に近いと考えられていることを意味します。
『饗宴』『パイドン』などの中期作品に見受けられるイデアはまだ現れず、
そういった意味では読みやすく、
対話篇の中では入門書と位置づけられるでしょう。
個人的には『弁明』『クリトン』を読んだ後に手にとるのがいいかと思います。

 内容のほうに触れましょう。
この本は当時アテネで既に有名となっていたソクラテスが賢人と名高いゴルギアスの館に赴き、
ゴルギアス、
ポロス、
カリクレスといった三人の智者とそれぞれ論争を行うという筋立てで、
対話形式によって書かれています。

 その論争のどれもは勢いがあり、
読む者の知的な刺激を引き起こさずにはいられません。
たとえば「不正を行われることは不正を行うことよりも善い」と真剣に主張するソクラテスに、
若く勇ましきポロスは唖然としますが、
彼の透徹な思考に裏づけされた理にかなう弁論を聞いて、
やがて彼の主張が正しいことを認めざるを得ません。
その詳細はぜひ実際に読んで確認してください。
一見の価値があります。

 しかしこの対話篇の真骨頂はポロスでも題名のゴルギアスでもなく、
最後のカリクレスとの論争にあります。
「力こそ正義」と敢然として謳い、
若者がほど良く哲学を学ぶのはともかく、
年老いた老人が哲学なぞを学ぼうとしているなら、
その老人をぶん殴って目を覚まさせてやるべきだと言いのけるカリクレスは、
虚学を愛する、
あるいは学んでいる者の頭の上に相当に重くのしかかることでしょう。
彼の主張は文学・哲学を好む者には決して避けて通れないものを示しています。
最終的にソクラテス・カリクレスのいずれに与しても、
熟慮した時間は決して無駄になりません。

 対話篇の中でおそらく最も面白い本なので、
繰り返し読むことを前提に購入してみて下さい。


(2011年7月13日 誤りがあったところを修正)
ゴルギアス (岩波文庫)

その他の感想

DIYできます!
コスパ最強(・∀・)
カホンに合うものを探していました。
そこそこ良いのでは?
超伝導の古典的名著だが、ミスプリ多い。
戦闘描写ェ……
新作は?
4年間愛用中
日蓮正宗 勤行要典の解説
良いようです
1995年版とは違うようです
冷却時間が短い
500mA。安い。ノイズの問題も無し。
メンタルが強いことと、ポジティブ思考とは違う。
キスマイのライブ作品でいちばん好き
どうしようもない製品
珍しい赤髪おさげちゃん
効果を感じましたが使用は控えます
わかりやすく繰り返し読めば身につく
普通のシリアル
子供寄り
オシャレでコンパクトで使いやすいけど…おしい…
細さに不安ありだけど対策次第で変わる
HDD500→SDD240へ換装
ピッタリのチョイスでした
キッチンシャワー
トータル的にサイコーです。
褒められた!!
やっぱり可愛い
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