亞喜良ワールド

子どもの頃、
父親の書棚にあった本の中で、
いつの間にか覚えたのが宇野さんの絵でした。

可愛さと洗練とダークなエロティックさを併せ持った個性的な絵は、
大人の世界を感じさせ、
見間違えることなく、
その後もいろいろな場所で出会ってきました。


この本はそんな宇野さんの作品を集めた贅沢な一冊です。
画集やイラスト集といえば高価なのが悩みですが、
この値段でこれだけの作品数が見られるのはすごいです。
60年代から21世紀の作品まで、
ポスター、
挿絵から立体作品、
舞台用の衣装スケッチ、
実際に絵を描くところの写真入り解説、
インタビューや対談など、
ずっと見ていても飽きません。