１０３歳の生き方とは　座右の書として折に触れて読み返したい

私も８０歳になって人生の終焉も近いと感じるようになりました。

そんな時本書の新聞広告が目に付きました。


しかし、
本書購入の直接のきっかけは著者の姿をテレビで眺めたことです。

テレビの「ぴったしカンカン」という番組で安住アナウンサーと綾瀬はるかが著者のお宅を訪問しました。

著者が薄暗い居間の片隅から幽鬼のようにそーっとに立ち上がった時はビックリしました。

しかも首には甲状腺肥大と思われる大きなこぶがくっついています。

「このお婆さん、
大丈夫かな。
」と言うのが私の偽らざる感想でした。

ところが、
彼女がその人生や作品を生き生きと語りだした時に、
その矍鑠たる態度と美しい日本語に感心しました。

著者は安住アナと綾瀬はるかに、
本書をサインして進呈しました。

その翌日、
私は本書を注文しました。


全部で１７０ページばかりの小冊子。

然し、
本書には彼女の人生哲学がビッシリ詰まっております。

本書の構成は　第一章　１０３歳になってわかったこと
第二章　何歳からでも始められる
第三章　自分の心のままに生きる
第四章　昔も今も生かされている
となっていますが、
これは編集の都合上出版社で分けたものでしょう。

そんなことにこだわらず、
例えば小見出しの
私には死生観がありません
年をとるということは、
創造して生きていくこと
やっておきたいと思うことは、
どんどんやる
などなど・・・・・
彼女の素晴らしく自由でなにものにもこだわらない生き方が生き生きと語られております。

人間はなにも分かっていなのだということとを大前提に
傲慢を避け、
ただただ心の赴くままに生きる
私のレビューなんかには書ききれない彼女の自由な心を日々反芻して行きたいと思います。