著者の主張に全面賛同。ただ少しだけ読みにくい部分もあるので覚悟も。
新潮選書『自然はそんなにヤワじゃない』の著者が、
より広く一般向けに上梓した、
生態系生態学と生物多様性保全の入門書。
ただ表層的な解説にはとどまらず、
著者専門の陸水生態学の研究成果を紹介しつつ、
生物と無生物の協働システムとしての生態系の本質を、
鮮やかに切り取って見せてくれる。
「(環境問題の)本質は、
それまでの生態系に依存していた人間のくらしが、
変化した生態系に適応できなくなること」という著者の主張も、
前著より以上に明快な良書である。


とりわけ「少し長いあとがき」に書かれている
> 普段、
その存在を意識していないような小さな生き物が、
生態系を維持する重要な役割を果たしている
とか
> 人間はその感性に合った生き物…(中略)…を生物群集の中でひいきにしがち
などの部分は、
「良くぞ書いてくれました!」と言いたくなる。
こうした視点がもっともっと、
世の中に広がれば良い。


ところが非常に残念なことに、
本書の特に前半は、
学問的な正確性を求めるあまりか、
初学者には分かりにくかったり、
退屈に感じられるのでは?と思われる部分がある。
著者からは「分かりやすさ優先で不正確になることこそが問題なのだ!」と言われそうだが(苦笑)、
それならば出版社側にもう少し丁寧な配慮があっても良かったのではないか。


だからもし、
あまり知識がなくて、
たまたま本書を手に取ったような人がいたら是非、
前半は我慢しても第3章までは読み進んで欲しい。
後半は専門分野を離れるためでもあろう、
却って私のような一般人にも馴染みやすい話題になる。
そこで前半の知識を踏み台に後半を読めば、
生態系の保全と言う課題に真剣に取り組むことの難しさと面白さが、
よりいっそう深く印象に残るに違いない。


内容的には星5つ、
しかしその、
やや不親切な部分を1つ減点。
しかし出来れば出来るだけ多くの人に、
きちんと読んで欲しい本である。
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生態系は誰のため? (ちくまプリマー新書)

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