世界の政治・経済の殆どの動きに「石油」が絡んでいる~中東の専門家が分かり易く解説
国立リビア大学に学んだことがあり、
40数年間、
頻繁に中近東に足を運び、
この地域を体で理解している著者ならではの新しい著作が出版された。
世界の政治・経済の殆どの動きに「石油」が絡んでいることが、
分かり易く解説されている。
日本のマスコミも報道する能力は無く、
日本人には全くお手上げの分野だ。


先ず最初に、
IS(イスラム国)と石油の関係が詳述されている。
IS(イスラム国)の一番大きな資金源はシリア北部とイラク北部で生産された石油の密売である。
密売はクルド人勢力と敵対関係にあるトルコ経由で行われている。
ISはクルド人にも攻撃を加えており、
トルコは黙認しているのである。
ISはもともとアメリカの代理戦争を戦った組織に端を発している。
アフガニスタンからソ連を追い出した義勇軍が母国に戻った時、
危険分子として逮捕・投獄された。
そこで権力に牙をむくことになったのが「アルカイーダ」というイスラム過激集団で、
イラクで生まれたアルカイーダがISの前身。
アメリカは国際世論を気にして、
自分達の代理戦争を戦ったこの「鬼っ子」を攻撃せざるを得なくなったが、
どこまで本気か疑問。


2014年後半からの原油価格の暴落の原因は、
「ISの弱体化を狙った」、
「アメリカとサウジアラビアによるイラン制裁」、
「サウジアラビアによるシェール革命(アメリカの石油大増産)の鎮圧」、
その他いろいろな説が取り沙汰されているが、
著者の見るところ、
アメリカのロシア潰し、
サウジアラビアのイラン財政余力の奪取の両国の協調ではないかとのこと。
窮地に陥ったロシアに手を差し伸べたのが中国。
原油の埋蔵量世界一の座にある南米のベネズエラは原油価格暴落で債務不履行の危機に瀕し、
これに危機感を感じた同盟国のキューバがアメリカと急接近した。
キューバに見放されたベネズエラに接近したのはまたもや中国。


アラブの春もアメリカがアラブの若者に携帯電話を使用した大衆伝達のノウハウを教えて革命を煽動した。
チュニジア→エジプト→リビアと革命の火の手が広がることをアメリカは予測していて、
混乱に乗じて良質なリビアの原油を手に入れる青写真を描いていたのではないか。
結局、世界は「石油」で動いている (青春新書インテリジェンス)

その他の感想

このテキストで講義します
旧版から一新されて断然読み易くなった
すごい表現者だと思う
太ももが大きかった
コネクターが硬くて挿しにくい以外はすばらしい!
戦後70周年をむかえる2015年。ぜひ子供たちに。
イラスト付き大百科
ローズマリーそのもの
意外に面白いかも
コスパは高いです
2013年 7月3日の見解。全然使えない
L字の棒レンチと違い締め付けやすい
結果はうーーーん。
三度の挫折の末・・・!!
とても素晴らしい訳
サイズが違っていました。
まあまあだと思います
デザインに関するボリュームは少なめです。HTMLなどの技術面の解説が半分を占めます
子供or Ladiesサイズです。
起業家向け 実践的な難問の対処方法
もうこの国には
きゅうり栽培に、「鬼に金棒」の便利帳
信者の方には申し訳ないがRe:は面白くなかった。
この投資は1万倍になって返ってくる!
絵の多さが印象的だが、CDが素敵
新しい試みは多かったが・・・
表紙の子が・・・
思ったより軽いです
待ちに待った再発売
使い勝手はよろしいです
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