戦後70周年をむかえる2015年。ぜひ子供たちに。

来年は戦後70周年、
「21世紀を生きる若い人たちへ」とあるように、
子供たちにぜひ読んでほしい1冊。
教科書以上に盛りだくさんの内容ですが、
ていねいな解説で子供たちにもとてもわかりやすいです。
時間の流れに沿って書かれており、
また「日本」「世界」と項目を分けて内容がよく整理されているので、
前から順に読むだけで歴史の流れがすっと入ってきます。
学校の教科書では見たことがないような当時の資料や写真もたくさん掲載されていて、
コラムでは漫画森田拳次さんのイラストも。
内容も、
国際関係や政治についてかなり詳しく書かれているだけでなく、
当時の子供の生活や、
マンガやアニメなどのカルチャーも紹介されていて、
歴史をより身近に感じられるのではないでしょうか。

科学や経済など幅広い分野に触れており、
また学校では習わない歴史の背景が詳しく述べられているので、
調べ学習に大変活躍しそうです。
池上さんの解説は大人でも驚きのおもしろさ。

歴史を現代につながる一つのストーリーとして、
自分にとってより身近に感じながら学ぶことができる本だと思います。