深い共感をもって読了

ダーイシュ(ISIL)による日本人殺害が呼び起こす怒りと恐れを背景に、
戦争できる国をめざす安倍首相の姿勢がますます露わになってなってきています。
映画監督にして文筆家の著者が、
望まない戦争を避けられない人間の愚かな性(さが)について考え抜いた一冊。
学術的知見や知られざる事実を得る本というよりは(それがないという意味ではありません)、
誠実な思索の姿勢に学び、
勇気を得られる本です。
書名だけで脊髄反射するネトウヨからは誹謗中傷、
罵詈雑言の嵐らしいですが、
それは良書の証というべきでしょう。
とても読みやすかったです。