日本人が思い描いた「海外旅行」の50年史
「何でも見てやろう」から「猿岩石日記」までの海外放浪本に歴史的意義を与えた、
日本の旅行とメディアを語る上で画期的な本。
海外旅行者の減少という疑問から出発した本書は、
ガイドブックと旅行作家を軸に、
個人旅行の歴史を旅しながら、
日本人が海外をどのように旅し、
旅の中で何を考えてきたかを考察する。
格安航空券やスケルトン・ツアーなどの方法論に加え、
本書では近代において高速化した移動を、
旅先に身を浸すために遅く移動する「歩く旅」が個人旅行の精神であったことを、
個人旅行向け海外観光ガイド本の記述の変遷から明らかにする。


沢木耕太郎、
蔵前仁一、
下川裕治など80年代後半から盛り上がってきた日本人の海外放浪文化の考えを「自分探し」「日本人探し」などの言葉で、
時代背景を絡めつつ読み解く。
96年以降、
海外旅行者が減り続けている理由を著者は、
格安航空券とスケルトン・ツアーの高度な発展により、
「買い・食い」を目的としたアジアやビーチリゾートに数日間滞在の個人旅行=「歩かない旅」が盛んになりすぎために、
若者が「買う、
食うならどこでも同じ」という海外旅行観を持ち、
飽きが生じたからではないか……と見る。


本書刊行の半年前に上梓した「地球の歩き方」の歩き方の取材結果も反映した、
海外放浪から「買い・食い」に軸足が向いていったことを検証する観光ガイド分析は鮮やか。
「歩く旅」のために開発された旅行手法が「歩かない旅」の隆盛を促し、
やがては旅行離れの要因となった、
とするストーリーも面白く、
ぐいぐい読ませる。
本書は個人旅行という新たな社会史を切り開いた。
また、
新書ながら驚くほど濃密な内容で、
様々な研究発展の芽が内包されている。
研究を抜きにしても旅行好きや上記の旅行作家の流れをくむ作品を愛読する人も、
自分の思い描く「旅」像を再発見することになるだろう。
旅を考える人には本書を薦めたい。
ニッポンの海外旅行 若者と観光メディアの50年史 (ちくま新書)

その他の感想

原作的ぷっとび感
Cラインが欲しかった…
片手で楽々!手入れも簡単!
階段がない家なら良い
島村卯月
使用開始後6カ月で両足ともサイドが切れました
臭いが少ないです
アマゾン限定替え刃は別物???
C93の導線が分かりやすく説明されてる
LSD
こりゃたまげた
心に響く
高級感はないけれども、使いやすさ、低価格、シンプルなデザインが魅力
すんなり外せてノンストレス
小規模な演説等で使うにはいい商品と思います。
待望の日本語吹き替え版
かっこいいけど…
子供は気に入ってます!
すぐにプッシュプルキャップが、壊れました
即答はチャンスの種
欲しかったんだ
胎教モーツァルト
アトピー性皮膚炎
うーん、こんなもんですかね。
グリルの開閉がちょいと硬い
画期的な商品。ぜひぜひ使ってみてください。
ピルルクたんかわいい
これはいいですよ!!
Huawei 8インチタブレット MadiaPadT280PROホワイト  
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