「表象」という名のエントロピー
  結局、
「フランス文学者」の「明治」なのである。
第1部「権力と言説」の、
警察関係資料の詳細なデータ援用は、
それなりに何かかたちにしてくれるのだろうかと期待するが、
やがてそれは、
総花的かつ断片的な、
現代思想家(フーコーは当然のことながら、
ベンヤミン、
アガンベン)、
西洋哲学者(カント、
ヘーゲル、
ニーチェ)、
西洋文学者(ボードレール、
ブランショ)などの「援用」に落ち込んでいき、
辟易させられる。


 筆者は果たして、
本書で何が言いたいのか? 歴史的に、
文学的に、
哲学的に、
「明治」という時代を形作っている「なにか」(それを「表象空間」というのか?)を明かしたいのか? 残念ながら、
本書は、
歴史書としても、
哲学書としても唐突すぎて信頼がおけない。
では、
文学書としてはどうか? それを期待するしかないのだが、
著者個人のインスパイアされる力が感じられず、
ただ知識のある学者の抽象的な記述に終わっている。


 なにより不満を感じるのは、
「明治」というのに、
「江戸」からの地続きの思想の紹介が、
「儒教的な」で終わっている。
この「儒教」ひとつとっても、
江戸時代には、
さまざまな考え方の思想家がおり、
しかも、
荻生徂徠や伊藤仁斎などは、
漢語で本音を書いているので、
その詳細な読解もほしいところである。
天皇に関する考察にも、
なにもスリリングなものを含んでいない。
権力について何かを解明したような気になっても、
著者が結局、
安全地帯にいることに変わりはない。


 所詮は、
「都電を見ながらエッフェル塔を思う」学者の自己満足的「集大成」以外のなにものでもない。
明治の表象空間

その他の感想

コミック版の真骨頂
かなり良い製品!
名前の通り「超快適」
ききますよ
5年間愛用して、リピです。
溶接に関して大変参考になりました。
風量は十分ですが、台座のサイズとデザインがイマイチ!
いいものがありますね
ミジンコの簡易な観察にGood
災害時用に購入
とにかく聴いてほしい!
分り易く説明されてます
触り心地最悪
劣化したので。
耐久性が低すぎます
形が良いです
Lilliputでの旅行記をGulliverが語る形式で書かれた英語読本
カラーで見やすい
表紙の二人がかっこいいです。
ツヤツヤ
裏地の耐久性について
面白かったです!(多少ネタバレあります)
ほかの演奏との比較から
コムテック 駐車監視・直接配線ユニット HDROP-05 ドライブレコーダー用オプション
よくある概説モノかとおもったら・・、すごい!
単行本とKindle版はレイアウトが違います。
こんなトム・ソーヤもかわいい!
意外に良い楽器です
安くてそれなり
もっと早く入手していたかった
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