組織はリーダーの器以上に大きくならない。リーダーシップを磨くことで組織は変革する。

「性格は変えられないが行動は変えられる」といいます。

本書は、
リーダーシップを磨くための学習方法を紹介します。


リーダーシップの開発は、
経験から学習する経験学習が有効です。

本書で紹介されている手順は次の通りです。

★1st：ロールモデルを明らかにする
　　　−−ロールモデルの要件（行動・能力・意識）を具体的に描く。

　　　−−共感する人物・メンターを参考にする。

★2nd：自分を現状分析する。

　　　他者による評価と、
自省（過去の貴重な体験を振り返る）によって、
自画像を外面／内面から描く。

　　　−−初期の仕事、
異動、
初めての管理職、
ゼロからの立ち上げ、

　　　−−事業の立て直し、
キャリア上の挫折、
ビジネス上の失敗、

　　　−−上司から学んだこと、
できない部下／扱いにくい上司、
過重な職務／難しい職務
★3rd：ギャップを埋める。

　　　自らを変革する行動計画を立案する。

　　　−−仕事のプロセスにおける自分と部下の役割を定める
　　　−−部下の動機づけ（褒める／叱る／指導する）
　　　−−見直しの機会（自分が感じたこと部下に伝え、
部下の思いを聴く）を、
適宜、
設ける
　　　−−行動計画の達成状況を報連相（マネジメント・レビュー）する

本書と関連して、
組織を変革するリーダーとして自己実現する方法を説いた「ハーバード合格基準 」が、
参考になります。


組織はリーダーの器以上に大きくならない、
といわれます。

変革するリーダー像を組織文化にできれば、
組織としての成長は約束されるといえます。