一冊の本を作り上げるまでの雑学が満載
 著者は40年に渡って新潮社で書籍の編集に携わった人物。
自らの経験をもとに、
一冊の本を作り上げるまでの、
読者が気づかない細分に至る工夫について綴った新書です。


 新潮文庫だけが他者の文庫と異なり天(上部)がきれいにカットされていないのはなぜかと子どもの頃から疑問に思っていました。
本書によればそれは他社が短冊状の紙栞を本の間に差し挟んでいるのに対して新潮文庫はスピン(ひもの栞)をつけているためだとか。

 天まで機械で裁断してしまうとこのスピンが切れてしまうからです。
なるほど。


 また新書は地(頁の下部)に親指がかかる余白を生むために、
1行の文字数を少し減らす工夫を施しているのだそうです。
これは通勤電車内で吊革につかまったサラリーマンが片手で持ちながら読書することを想定した心憎い配慮です。


 文学全集を出すときに編集者は配本順に頭を悩ますという話も興味深く読みました。

 配本順が後の巻ほど部数が減っていくので作家の印税収入を大きく左右します。
作家によっては自作品が文学全集に納められる条件に早めの配本を指定してくるそうです。

 
 こうした本の編集にまつわる雑学ネタが満載です。


 ただし一般読者にはそこまで専門的な話をするならばもう少し分かりやすくする工夫がほしかったと思われる点もあります。

 例えば、
本のジャケットカバーの配色に触れた箇所などは、
色見本などカラー写真が提示されるわけでもなくお話が進むので、
理解が進みませんでした。
編集者の仕事―本の魂は細部に宿る (新潮新書)

その他の感想

お手頃価格なのに満足
綿埃がひどい
和牛すじ1×g
amazonプライムデーで購入
5GHz帯の使いどころがいまいち・・・
サイズの個体差有り!
旅行用のポーチとしてちょうどよい大きさ.
美しく機能的。
確かにファンの方には満足いただけるかと思われますが…。
難単語こそ文脈で
小型・軽量・高輝度の充電式リアライト
糖尿病で食事療法している人に大変役立ます
Vol.1の焼き直し
期待通りの入門書!
選手のインタビューが充実。素顔が垣間見られてうれしい。
野球じゃないの
給電にやや難あり
使用して思ったこと
ちょっと駆け足過ぎる
また喜んで頂けました。
刃の付け直しに役立つが、砥石の面直しとしてとても良い
初心者でも容易に貼れます
接触不良が起きやすい イマイチ
夏休みに 遊びに来た孫と作り上げました。
効果がまだ不明
冬時期は・・・。
これからの時代に必要な一本
原書を読んだ後に繰り返し聞くとよい
物語としての面白さを追求する
2005年ベストアルバムランクイン!!
戻る