彼らをほっておいてやれ。
広告代理店の若いマーケターが書いた、
ヤンキー的文化に関する考察の書。
現在のヤンキーは従来の不良文化の
反社会的なヤンキーとは微妙に文脈を変え、
仲間内向き、
現状肯定的、
地元密着的な行動をとる消費者群になっているとし、

これをマイルドヤンキーと総称する。
そして、
その消費行動や生活意識を独自調査からぶち上げ、
マイルドヤンキーこそが
今後の消費の主役になるので、
企業は彼らを積極的に活用して行くべし、
と謳うアジテーションの一冊である。


ごく少ないデータから仮説をぶち上げ、
マイルドヤンキーとセンセーショナルなレッテルを貼る。
途中に頻繁に挟み込まれる
マトリックスやヤンキー1.0、
2.0などというバズな用語も含め、
まさに広告代理店的プレゼンテーションの作り方そのもの
だと感じる。
社会学的な回りくどい論証は省き、
まずはヤンキーのマイルド化ありきで、
各種データを集めて組み立てられる
論理展開。
下世話なエンタテインメントとして読むならばそれなりに面白い。
また筆者ならびにプロジェクトチームは
同世代の観察をこの本に発展させたようだが、
ここまで同世代を他者と割り切って観察対象にするのならば、
それはそれで
小気味よさも感じる。

ただしそれは珍妙な動物を観察するような、
あるいは知識層が自分より下の階層を見下して楽しむような、
薄ら寒い悪意を
感じる視点でもある。
そしてその悪意は、
この若者の消費離れの時代にあって、
マイルドヤンキーこそがマーケティングに
乗せやすい愚民であり、
彼らをマネタイズすることこそが美味しいビジネスである、
という、
本書の核心へと向かう。


マイルドヤンキーと分かりやすい用語で定義したところはよかったと思う。
しかし結局彼らを搾取の対象としてしか
定義できなかったところが、
社会学ではなくアジテーションである本書の限界なのだと感じる。

彼らと同じ目線にたてば、
例えばこれを起点に地域コミュニティの再生を論じてみたり、
新しい労働価値を提示してみたり、

とか、
若者の新しい可能性を提唱する機会にもできたと思う。
しかし広告代理店のエリートにとって、
マイルドヤンキーは
ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体 (幻冬舎新書)

その他の感想

星4つですね
商品には満足、推奨サイズには疑問
むかつく
軽量でいいですね
意外と知らないリースというシステム
全体的にバランスが良い!
可愛いし、目立ちます。
ランドスケープデザインとは何かを多面的に語る
PS3以来久しぶりのプレイ
Laughing, recommend to students learning English
実用十分です
再編成された断片たち
一知半解のアルバム
急患には不向き
水より安いんですね・・・
動作は問題ないが掻き出し対策に難あり
暇なときに良い
傷テープのオンパレード
こういう
在りし日の
昔からのお気に入りです
間違えて違う漫画家さんの2巻を買ってしまった。
純正品で安かった
純正よりネジ部が長い
ウェイトローラー変更と細かいメンテが必要
だいすけお兄さん大好き
保育園のお弁当に。
爪が折れやすいタイプ
艦これ
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