刻の流れに感涙

アニメ本放送時に発売された1/00 フルアクション ゼータガンダムから、
Ｚガンダムはすべて作ってきました。
どちらかといえばプロポーショ
ンよりも、
完全変形具合や変形過程のスムーズさ、
ＭＳ・ＷＲそれぞれの形態の保持力や安定度に関心を持っています。

いずれの商品にもそれなりの長所や味（？）がありますが、
このＭＧ Ｖｅｒ.2.0には技術的な進歩をすごく感じました。


【良いなと思ったところ】
・説明書。
これまでのＺｶﾞﾝﾀﾞﾑの模型の進化の歴史コーナーが載っています。
なんか嬉しいです。

・ＷＲ形態の保持力。
この商品で一番進歩を感じました。
保持するためのストッパーになる部分が、
非常に合理的に配置されていたり、
変形
によって表れてきます。
形状も良く、
メカとしての機能美を感じます。

・変形ギミック。
特にフライングアーマーと膝の動きは芸が細かく、
プロポーション向上に効果的だと思いました。

・色分け。
私は、
説明書通りに作って気が向けばモールドに沿ってペンでスミ入れする程度のゆるゆるモデラーですが、
それでも十分カッコ
　良いなと思える仕上がりになりました。


【いまいちだなと思ったところ】
・ＭＳ形態の接地性。
他の方も指摘されており買う前に覚悟していたのですが･･･。
立つのは立つのですが、
安定感やどっしり感は少ないと　
思いました。
もっともティラノサウルスの想像図も、
昔はどっしりのしのしという雰囲気だったのが今はつま先立ちですから、
それが現代的な
のかも。

・顔(首)、
脇腹の変形。
保持力確保のためのヒンジが固く、
変形作業時にパーツそのものが取れてしまいがち。
個体差にもよると思いますが
グイグイ変形を楽しむためには自分で調整する必要があるかもしれません。


【これからに期待したいと思うこと】
・これは素材上の限界であって、
商品上の不備でないのは承知していますが、
剛性感のなさによる変形作業のしにくさや破損に対する危な
　っかしさがもっと減るといいな、
と思います。

・一番最初に出たフルアクション