内容はそのことも含めて統計学の黎明期の物語
本の表題は「ナイチンゲールは統計学者だった!」ということになっているが、
内容はそのことも含めて統計学の黎明期の物語。
西洋と日本のそれである。
ナイチンゲールはクリミア戦争で従軍看護婦として活躍した女性ということで有名だが、
ケトレーの統計学と出会い、
この戦争で亡くなった陸軍の兵隊は戦死者よりも、
不衛生な病院内での伝染病死者が多かったことを統計を使って示し、
ヴィクトリア女王の勅撰委員会報告書のなかで報告したという大きな功績を果たした。


この逸話を中心に統計学史上で果たしたケトレーの役割、
ファー、
ゴールトン、
ピアソン、
スチューデント(ゴセット)とつながる系譜をたどっている。
西欧で言うstatisticsに日本で「統計」という訳語をあてた人は、
この本では、
柳川春三ということになっている(明治2年以前)。
箕作麟祥は明治7年にフランスのモロー・ド・ジョンネが書いた統計学の入門書を「統計学」と訳して出版した。
明治初期には杉亨二が統計学の理論と実践の分野で活動していたが、
「統計」という訳語には抵抗感をもっていたらしい。


杉は諭吉の適塾に学び、
明治政府の進める統計行政に加わり、
「統計」ではなく「政表」という用語を使って国の産業、
教育、
貿易などの年次報告書の編纂、
国勢調査の前身である甲斐国の人別調べを企画し、
実践し、
成果としてまとめた。
本書は近代科学として独り立ちを始めた頃の統計学の人物伝であるが、
きわめて平易に書かれているので理解しやすい。


専門書ではないのでアプローチしやすいが、
理論的な本ではないので、
タイトルに期待しすぎると、
期待度との落差が大きいということになりかねない。
その点だけは注意されたい。
ナイチンゲールは統計学者だった!-統計の人物と歴史の物語-

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