映画ファンのみならず必読。
全600ページ、
膨大な資料(全フィルモグラフィと、
シナリオの抜粋など)と特に登場人物に関しての詳しい注釈がついていて、
これだけで昭和史(特に昭和初頭から戦後60年代頃まで)のかなりの部分が見えてくる。
主に笠原氏と荒井晴彦、
絓秀実両氏による対談形式であるため、
非常に読みやすくなっている。

笠原和夫氏は、
東映で美空ひばり映画から始まり、
藤純子モノなどの仁侠映画、
「仁義なき戦い」などの実録路線、
「大日本帝国」「二百三高地」などの戦争映画を経て、
日本映画界の衰退に伴い「愛・旅立ち」というマッチ明菜競演のトンデモ映画とかの脚本までも書いた人。
彼は軍国少年で海軍入りするものの戦争に行くことはなかったのだが、
テロリズムと昭和天皇が終生のテーマだった。
226事件!の!!生き残り、
日本共産党員、
右翼、
政治家、
「仁義なき戦い」のモデルとなった広島の極道たちなど膨大な人数の人たちに綿密な取材をして、
リアリズムを追求した作品を書きつつも、
会社や監督たちと徹底的に戦ってきた。
このあたりは、
読んでいる者の魂をもたぎらせるほどの凄絶な戦いで、
彼はストレスのあまり胃を失い苦しみながらも、
傑作を数多く世に送り出した。

226事件の将校たちに強い共感を覚えたり、
日本を勝ち目のない戦争に追いやったエリート将校たちや、
戦争責任を果たそうとしなかった昭和天皇に対して忸怩たる思いを抱いたり、
映画会社の人たちの無責任さに悔し涙を飲んだり、
口調はあくまでも穏やかでありながら、
こんなにも凄まじくアナーキーな情熱を映画に注ぎ込んだ男がいたとは。

偶然にも、
!!!この本を読んでいる最中に、
昭和2年に生まれた笠原和夫氏の訃報を聞くことになった。
まさに、
昭和という時代への鎮魂歌となっている。
昭和の劇―映画脚本家・笠原和夫

その他の感想

目標体重になってからが本当のダイエット
腹が減るマンガ
「逆輸入」なだけある一枚
困難なテーマにもチャレンジする精神の礎とは・・・
妙に擬人化されていないのが良い
そこそこ遊べます。
「マンガが好きだ」という幸せ
うーん また総集編
一つの完成品
カットされている部分があります。
シリーズすべての謎解きと締め。暦たちの無事な卒業を寿ぎましょう
軽くて明るい傑作モデル
純正品でも容量の少ない初期不良が・・・
とても簡単に開けられます
梱包に関して
Healing Code の本文は大変素晴らしいが、、、
ファンです
京急は最高
とにかく写真がきれいだし、インタビューも長い!
素晴らしい絵本の世界
栓が弱くてダボダバァ~
ものすごく焦げます
えええぇ…
優しく懐かしい物語。
簡単取り付けで満足。
思ったとおりの商品です。
現物と違う画像の掲載
顔に隙間無くフィットする
紙質、変わりましたか?
Fire8以上なら文庫版よりKindle版の方がお薦め。画図は大きい方が迫力がある。
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