「高性能」なものではありません。

まず巷で話題になっているような「高性能」なものではありません。
本家のHPでも性能の良さは謳っていません。
開発者が訴えていることは「見えなかった物が見える」であり、
「手頃な価格」で「誰にでも」です。
すなわちこの製品の訴求ポイントは「高性能」ではなく、
「誰でも手軽に見えなかった物が見える」です。


本家HPのサンプルのような絵を期待すると裏切られます。
あれらサンプルは、
物を充分に薄くスライドし、
適切に染色処理した「試料」を撮影した物で、
しっかりした「プレパラート」作成技術の結果だと思います。
「お気楽に」見ることを期待した素人にはちょっとハードルが高いと思います。


Leyeを使うにあたり、
私が気をつけていることは次の3点です。

１．充分な光が透過するように工夫する（もともと光を通す物、
薄く加工したもの、
水生生物）
２．光の充て方を工夫する
３．Leyeプレート（試料板）にできるだけ試料を近付ける / 押し付ける（物を置くだけだと意外に浮いた状態になっている）
ミジンコ、
ムラサキツユクサの葉っぱ（剥いで薄くする）、
蚊の羽、
各種花粉などが簡単にそれなりの物を見ることができました。


これは多くの人を次のステップアップに誘う、
入り口の道具だと思います。

以上のようなコンセプトと理解して、
星は5つにしました。