3万以下でここまでできれば，言うことはないのでは？

40インチ以下のディスプレイが前提です。
映画を鑑賞する，ライブ映像を観る，スポーツ番組を観る…そういう用途で考えたら，音場再現能力はこれで十分かと思われます。
機能的にも何の過不足もありません。
5.1chサラウンドというものを格安で体験できますが，スピーカーをけちると残念な（それなりの）結果になります。
センタースピーカー，リアスピーカーのランクを上げることをお薦めします。


では，2chのPure Audioはどうかというと，残念ながらあまり芳しくありません。
今のステレオアンプを買い換えて，今のスピーカーを接続して…という感覚では，音楽だけを聴きたいときにがっかりすると思います。
これはこのアンプに限ったことではなく，AVアンプの大半に言えることだと思います。
やはり，Pure Audioの再生には向いていません。


新たに別のセットを組む意気込みと，それにはそれなりのスペースが必要になるということをきちんと理解した上での購入をお勧めします。


私はラックや場所の関係で色々と試行錯誤しましたが，結果的に次のような結線になりました。


センターSP：PIONEER S-55TSD（もともとはペアだった仮想同軸のSP）
フロントSP：D-118（長岡先生の設計によるバックロードSP：FE-108ESII使用）
リアSP：BOSE 121
スーパーウーファー：YAMAHA NS-SW210

SPとの接続には，カナレの4S8（センター・フロント）と，4S6（リア）を使っています。


一つだけ注文があるとすれば，SwitchedのAC OUTがないのが惜しいです。
スーパーウーファーの電源はやはりAVアンプと同期してほしいです。