派手さはないが、誠実に堅実に作られている

まず主人公が、
機転の効くタイプではなくともまっすぐな性格で好感が持てます。

彼の性格のお陰でまどろっこしい展開が無くて良い。


仲間との関係性の変化も着実に、
実感を持って視聴者が感じ取れるように作られており、
共感を持って観られます。

それに敵側の人間関係もしっかりと描写しているので、
ノーサイドで好きなキャラクターを選べる感じ。

アルフリード中佐がカッコいいです。

おかげで敵側のあるキャラクターは気の毒で仕方ありませんでした。


さらに、
特筆すべきは、
驚くべき戦闘のクオリティです。

手書きとCGを両方使っているようなのですが、
まるで乱れがなく、
かつ非常にスピーディーで迫力があります。

それとミリタリーの要素も若干あるので、
敵がそれなりに作戦を立ててくるのも戦闘を面白くしています。

ロボットのデザインで敬遠している人もいるかもしれませんが、
はっきり言って動くと全く気になりません。


それから、
音楽がおそろしく良いです。

日常や切ないシーンの音楽もいいし、
何より戦闘シーンの曲が最高すぎてめちゃくちゃ盛り上がります。

なんでこんなにクオリティが高いのか不思議なほど素晴らしい楽曲ばかりです。


それと、
女性キャラも色々と可愛いです。

正統派ヒロインのヒナはスタンダードな美しさがありますし、
まゆかちゃんは健気で、
副長も意外な一面があっていい。

特務武官殿もなんというか・・・面白くて良いです。
ある筋の人には非常に受けそう。


以上のように、
多彩な面白さのある佳作だと思います。

売り込み方で損をしている気がしますが、
ロボット好きな方は観て損をすることはないのではないでしょうか。

セカンドシーズンもたいへん楽しみにしています。