住宅地では音が気になって、使う頻度が落ちそう

　私がこの商品を選んだ理由は、
中国製ではあっても日本メーカーの製品ということになっていて、
取扱説明書も日本語で書かれたものが（日本語に翻訳されたわけのわからないものではなく）あり、
補修部品（替刃）も販売されているという安心感からです。

　購入にあたっての第一の難関は、
受け取り方です。
運送会社から、
フォークリフトがないなら男手を何人か用意できるかと問い合わせがありました。
どちらも用意できないが、
軽トラックの荷台に下ろしてくれればあとは自分でなんとかすると答えたところ、
運送会社は２名で来て、
下ろしてくれました。
あとは、
木枠に入っているので軽トラの荷台の上で倒して、
荷台から引き下ろすようにして地面に下ろしました。

　この機械に使われているエンジンにはチョークがありません。
スイッチをONにし、
燃料コックを開き、
燃料ポンプというゴムの蛇腹を何度か押し、
リコイルスターターロープを引きます。
エンジンと刃が直結されており、
刃を固定した円盤がはずみ車となっています。
クラッチやアクセルもありません。
この構造のため、
エンジンの始動に大変苦労します。
初めて使用する場合も、
はずみ車を回すのでリコイルスターターのロープはとても重いです。
エンジンの出す音はとてもうるさいです。
裁断を始めるとそれはもうかなりなもので、
家の中から家人がびっくりして飛び出してきました。
一度止めると後述のように再始動が大変なので、
ついつい回しっぱなしにするのですが、
住宅地では気になります。

　使用にあたって最も重要な事は、
この機械は投入した枝葉が完全に排出されるまでエンジンを止めては駄目なことです。
理由は刃が回転する裁断スペースに裁断屑が残り、
次にエンジンを始動するためにリコイルスターターを引いてもはずみ車が引かれた分しか回らないので、
エンジンが始動しません。
悪くすると小枝が引っかかってまったくロープが引けないことがあります。
そうなると投入口を取り外して、
たまったり突っかかっている屑を取り除かなければなりません。