現代を生きる普通の男子高校生のリアリスティックな姿
友人あての手紙の形を取った小説。

主人公のチャーリーは高校一年生の男の子。
可も不可もなく、
ごく普通の目立たない存在である。
パーティで男の子がダンスに誘ってくれない女の子のことを「壁の花」と呼ぶが、
チャーリーは男の子版の「壁の花」。
内向的で、
行動型ではなく分析型なのであまり目立たない。

作者は脚本家で映画監督のStephen Chbosky。
 読んだ人はすぐにピンとくると思うが、
これはChboskyによる現代版の「The Cather in the Rye(ライ麦畑でつかまえて)」である(内容は異なるので、
ご心配なく)。

「文学作品として後世に残るか?」とたずねられたら答えは「No」である。
けれども、
私には「ライ麦畑」よりもずっと面白かった。
というのは、
主人公のチャーリーが等身大だからである。
文芸作品ではないがゆえに、
思春期のつらさを正直に描けているような気がする。

友人の自殺、
家族や友人との人間関係、
初恋、
性とドラッグの初体験、
と多くの葛藤が詰まっているが、
あからさまに作り話に感じないのは、
実際に思春期とは難しい年代だと知っているからだ。
体の成長だけでなく、
自分と周囲のティーンのホルモンの変化、
それに伴う心身のアンバランスと人間関係のゴチャゴチャ、
加えて大学進学とかいろんなことにいっぺんに対応しなければならない。
わが娘がいうように「It’s tough being a teenager」なのである。
PERKS OF BEING A WALLFLO

その他の感想

加減算の基本がこの本で完成
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素晴らしい!!!、これ以外の言葉が出てこない
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