ゲリラ戦から総力戦へ

第3巻では、
これまでの混沌の時代から新たな秩序が生まれてくる様子が描かれています。
その主役はオスマン・トルコとスペインが演じることになります。
そして、
海賊側にもキリスト国側にも歴史に残る指導者やリーダーたちが登場してきます。
ここから第4巻の7章までが本シリーズのクライマックスであり、
読み応えのある箇所だと思います。
これまでのどちらかといえばゲリラ的な戦いから大国と大国との総力戦が展開しています。

レビューにて「詳しくは他書を読むように薦める箇所が多い」との指摘がありますが、
これは致し方がないと思います。
全てを描いていてはボリュームが膨大なものになりますし、
これまでの本との重複もでてきますからね。