第六巻、セレクト中短編12編を収録
日本文学セレクト中短編集の第六巻。
1964年から1974年に発表された中短編12編をセレクト。
この時代になると既読の作品が増えた。
戦後を経て、
高度経済成長期の真っ只中、
幻想的な作品、
戦中を省みる作品、
平穏な日常を描いた作品が目立つ。


川端康成『片腕』。
『眠れる美女』のようなフェティシズムの香りがする幻想的な物語である。
ある娘から片腕を借りた私…読み進むうちに異常な情景が見えてくるようだ。


大江健三郎『空の怪物アグイー』。
既読の作品。
これも、
また幻想的な物語。
現実と虚構の狭間で苦しむかのように生きる作曲家D。
彼に雇われた『ぼく』は次第に彼に影響されていく…

司馬遼太郎『倉敷の若旦那』。
寓話的な時代小説。
倉敷の町人志士の若旦那が有ろう事か長州藩士となり、
倉敷を襲う事になるのだが…短編であるのが、
勿体無いくらい面白い。


和田誠『おさる日記』。
これも既読の作品であった。
小学校低学年の男の子が綴った日記形式のショート・ショートである。
読み進みながら、
どうなるのかという期待感を感じ、
見事なオチにヤられたと思った。


木山捷平『軽石』。
どこかホッとするような柔らかな日常を描いた私小説。
この感じはどこかで読んだことがあると、
思い出してみると、
谷口ジローの『歩くひと』であった。


野坂昭如『ベトナム姐ちゃん』。
これも既読。
退廃的で哀しい物語。
横須賀のドブ板通りのバーのホステス、
弥栄子がベトナム帰りの米兵に愛情を注ぐ理由は…

小松左京『くだんのはは』。
これも既読。
一時期 、
小松左京の作品にハマった時期があるが、
その中でも記憶に残る作品。
終戦間際を舞台にしたホラー小説。
なかなか正体が分からぬ中で感じる恐怖と興味、
『くだん』の正体を知った時の恐怖、
そして、
ラストの恐怖と読者を釘付けにする見事な構成の作品である。


陳舜臣『幻の百花双瞳』。
冒頭で刑事の取り調べを受ける主人公の丁祥道…コック見習いの丁祥道の成長を描きながら、
同時に進行する『百花双瞳』という幻の点心を巡るミステリーとサスペンス。
面白い。
日本文学100年の名作第6巻1964-1973 ベトナム姐ちゃん (新潮文庫)

その他の感想

一番安く、着やすい
デザイン、保冷性は満足。
名曲中の名曲「四季」を指揮するカラヤン(シャレではない)、独奏ムター
ドラゴンボールヒーローライセンスセット購入
歌詞の変更が気になっていましたが大丈夫でした。
ストレッチ性はまったくありません
細身だがGOOD
いつでも満天の星!!
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中身が充実していて前向きになれる本
ELECOM 無線LANルーター 867+300Mbps Giga 11ac/n/a/g/b WRC-1167GHBK
指の部分が短い…
あえてのSONY
図が多く「消費者心理」を理解するのに最適
大きさがちょうどよかった
もうひとつの「A.I.」
読むタイミングと機会が有った人は(それも必然ですが)幸運だと思います。
高解像度、広い音場、充実した低音
レゴの本質とは?
生きるために必要な言葉。
否定派が正しいならCO2濃度が高くても問題無いと証明すべき
旧バージョンのほうが
許さん
「とにかく、やってみなはれ。やる前から諦める奴は、一番つまらん人間だ」
かわいいです☆
個人的に大満足
今年の12月号は凄い!
★見所たくさん★
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