“女のハードボイルド”だが、過去に背を向けてきた主人公の、本当の安らぎへ物語でもある。
警視庁捜査一課の元刑事、
“牧しずり”は、
6年前の事件がきっかけで警察官からOLに転職をした。
この物語は、
自分の身代わりになった同僚の死に責任を感じ、
刑事をやめた”牧しずり“の心の雪解けを描いたものである。
それは6年前、
練馬で起きた強盗殺人事件の捜査に当たった彼女は先輩刑事・前田光介とともに村内という男の聞き込みに行った時のこと。
突然部屋を飛び出した男が”しずり“に襲いかかり、
前田と揉みあいになった。
その諍いがもとで前田は重症を負い、
村内も逃走中にトラックにはねられて死んでしまう。
DNA鑑定で、
村内が練馬の犯人と判明する。
責任を感じた”しずり“は程なく警官を辞めるが、
2年後に前田は意識を回復することなく亡くなった。
以来、
”しずり“は、
心を固く閉ざして生きる女となった・・・。
しかし、
物語はこれからである。

そして、
年末のある日、
前田の命日に墓参にいった“しずり”は、
そこで前田の前妻の息子・仲本岬人(さきと)に声をかけられた。
彼の仕事先で村内をはねた運転手の君津が働いていることを知らされる。
君津は、
トラックなら事故に見せかけた殺人も可能だと嘯いているという。
そして・・・岬人との出会いが彼女を変えてゆく。
16も年下の岬人に魅かれてゆく“しずり”、
そんな自分に戸惑い、
何度も会うのをやめようとする“しずり”。
そして、
“しずり”と岬人が在っていた店に偶然君津が現れるが、
“しずり”と目が合った途端に逃げ出し、
翌日、
埼玉で変死体となって発見される。
前田と村内に起きたのは事故ではなく事件だったのか、
きっかけとなった練馬の殺人事件は・・・そのすべてを調べ直す必要があった。
なぜ前田は村内に目を付けたのか・・・。
すでに片が付いた事件であるから、
警察には頼れない。
そして、
調べれば調べる程に得体のしれない悪意の存在が・・・そんな敵に、
孤立無援、
たった一人で戦うラストシーン・・・は必見、
否、
必読である!
本作における、
デープ・ブラックな得体のしれない悪意の存在とは?この趣向が良い。
また、
著者の女のハードボイルドの記述・描写は流石で、
男と女の違いに精通している著者ならではあろう。
女性は唯強いのではなく、
女性“しずり”が守るべきものを持ったときの”女“の強さがよく描かれている。
そして、
心の冬景色が鮮やかな色彩の安らぎへと・・・。
冬芽の人 (新潮文庫)

その他の感想

裸の様な感覚
無精な人も。
付録目当てで購入
怪獣を探せ!
「のび太」の意味がわかった瞬間、このポイントを忘れなくなりました。
設定
初めての子育てに
スバル車のアクセスキーにも使える。
2版までのほうが
退化・・・
BBQには必須!
本格的な一眼レフには強度が足りない
ずっと手元に置いておきたい本
かわいいですが、、
まんまセガの社歌が収録されてます(笑)
医学以外の情報も充実
ほぼ期待通りの機能を示してくれて満足です。
低音の魅力
粘り強さはあるが……
憲法学の泰斗の著作
不満は、かなりあるけど・・・
ギャング映画はフランスでしょ
光と闇の戦い
神よ与えよ。万難、我に。
ゴルフのスコアーメイクにはおすすめ
効いたみたい
初心者向けの格闘ゲームでは無いですもう
組立が楽しい良キットでした(^O^)
DVD版発売!!(。>д<)
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