元々は大学生や新入社員用講義録だから、ABC過ぎてまどろっこしい。
藤巻健史氏が金融市場の広範なお話をされている書を見かけ、
今年3月の出版から今月遅ればせながら読んでみた。
  為替の直物、
先物から始まり、
短期金融市場、
金融先物、
長期国債市場、
債券先物、
金利スワップ市場、
オプション市場、
運用と調達、
各種リスク等々、
微に入り細に入り丁寧にしかも素晴らしく噛んで含むような会話調で書かれる。
  それもそのはず、
旧版は光文社会議室での「一般人」向け講義、
その後は一橋大学経済学部の「学生」向け講義、
そして金融関係の「新入社員」教育用テキストの由。
  要は初歩の初歩という内容だ。
  新入社員や一橋の学生なら市場のことは全く未知だから、
このテキストは非常に分かりやすく興味深いだろう。
  しかし光文社新書として世間にお目見えするのであれば、
しかも改訂新版であるならば、
内容を企業の実務担当に即したもう少し高度な内容に改訂すべきだろう。
  そうでなければ意味がない。

市場での為替の直物・先物の売買にしても、
LIBORの項にしても、
その他これ以上易しい言葉では書けない位の文体だ。
まどろっこしい、
説明がくどい、
早く話を先に進めてくれないか、
イライラ、
そういう初心者向け解説書だ。
  本文全436ページという新書版ではずっしり重い。
  正直申し上げて、
これだけ為替・金利等の市場物を網羅した素晴らしい企画であるからこそ、
この改訂新版の内容では非常に惜しい。
  本書を読もうと思う読者は、
学生などとは違う、
実務上ある程度関係あり、
関心あり、
より知識を深めたい社会人読者が多いはずだ。
その対象にこの内容ではいかにもABC過ぎる。

ところで本書の扱う範囲は、
あくまで「市場参加者」としての基礎知識であり、
dealer、
traderに憧れる方や、
財務部・経理部等に在籍し、
金融関係者の来訪で市場の専門的な話が話題になった場合の知識が必要な方に向く。
  本書はあくまで市場関連の基礎知識解説書だ。
 各業態の年金基金のお飾り的理事長クラスは読んでおくべきだろう。
  いつかまたAIJ投資顧問の浅川のような輩にコロリ騙される基金が出ないように。
[改訂新版]藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義 (光文社新書)

その他の感想

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すぐに切れました
ジョイトリップエアスルー
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本の大きさの割に図画が小さ目、趣旨には同意
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基礎から本格タイ料理まで
名曲がいっぱい!
ホントに必要にせまられて渋々
買い換えてよかったです!
まず重要なのは、「普通の人たち」への啓蒙活動。
控えめですが、かわいいです
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