妖怪学を大いに語る
本書は、
妖怪研究の第一人者でもある小松和彦氏が責任編集した妖怪学の案内書である。

妖怪学の成立と研究の変遷、
説話や伝承上の妖怪、
或いは妖怪学の参考図書等、
実に多彩な題材を扱っており、
これから初めて妖怪学に触れようという方にとっては入門書として、
既に関連書籍を多数お読みになっている方にとっては纏めの一冊として、
大いに参考になるであろう。


さて、
本書はそれぞれの専門家達が各自の研究視点に則って執筆した論考を纏めたものであり、
小松氏は勿論の事、
香川雅信氏、
佐々木高弘氏、
飯倉義之氏等など、
お馴染みの研究者達が名を連ねている。

依って、
彼等の著作を読破している方達は多少の重複を感じるかもしれないが、
決して杜撰に抜粋している訳ではなく、
重要なポイントに絞って良く纏められていたように思う。

そして、
妖怪を独立した学問として扱う事の意義、
妖怪学の歴史、
博物誌としての妖怪学等、
妖怪学を体系的に取り上げた論考があるかと思えば、
説話や御伽草子の中の妖怪、
幽霊譚と妖怪伝説、
妖怪の出現場所や絵画作品等、
民間伝承の中での妖怪を紹介・考察したものまで多岐に亘っているのだ。

特に、
鬼や天狗についてはかなり重点的に扱っているし、
妖怪の前身となり得るもの(即ち人、
物、
動物等)にも個別に触れているので、
日々の生活や信仰心の中に根付いた妖怪の本質について考える良い切っ掛けとなってくれよう。


取り分け、
第八章「娯楽と妖怪」は、
妖怪の「キャラクター化」を扱ったものとして、
古来の妖怪に愛着がある方も、
現代の妖怪ブームに関心がある方も興味を惹かれる内容なのではなかろうか。

妖怪というと、
現代の私達はどちらかというとユーモラスな姿を想定してしまいがちであるが、
本書を読んでいると、
妖怪は嘗て、
人間に害をなす非常に恐ろしい存在として受け止められていた事が良く解る。

そして、
それが「可愛いキャラクター」となった過渡期に言及しているのが本章なのだ。

永らく「恐怖」の対象であった筈の妖怪が、
江戸時代に滑稽なものへと転換して行った背景が丁寧に語られているので、
現代の妖怪ブームの原点を知る事が出来ると同時に、
妖怪が日本文化の中でも極めて重要な存在である事を鑑みる事が出来たように思う。
妖怪学の基礎知識 (角川選書)

その他の感想

かっこいい惚れ惚れ
江戸の「神」、家康。
私は ヘッジトリマ用に
はい
900K
単なる単語帳ではない
攻略本としては高い、設定資料集としてはイマイチ
持ちたい1冊
いつも使っている。信用できる商品です。
純白で少し柔らかめ
妊娠中悪化した腰痛に効果あり。
音楽、動画を入れるかた向き
適度な厚みで暖かい
もう少し工夫したほうがいいのでは…
効果が実感できればリピするかも…。
ゴルフがまた楽しくなった2
まあまあでしょう。
程よい酸味
明日でもなく、いつかでもなく、今
歯みがき嫌いの赤ちゃんが、歯みがき好きになりました
素晴らしい装飾!だけど・・
3はシリーズのなかでもかなり好きなナンバリング
粗悪品でした
ペットボトルに入れた調味料に使っていますが、色分けで内容物が解るので便利です
トリートメント+スタイリング
何度観ても感動!!
これは普通の靴以上
不安定
コスパ良いです(*^o^*)
思ったより簡単に環境改善できました
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