私は気に入りました。

評価が賛否両論ですが、
私は気に入りました。

１．まず、
私と同じ小柄な著者が自らモデルにり、
普段着の着こなし方を披露していること。

２．そして、
掲載されているものが、
高額な商品や流行を追った商品の紹介ではないこと。

３．そして、
最初に基本になるアイテムを、
ベーシックカラー２パターンで紹介し、
そこから少しづつ「色」や「小物」で変化を付けて、
コーディネートが展開していくという構成になっていること。

以上の３点が、
私には好感が持て、
内容も分かりやすかったため、
購入に至りました。


もし、
カリスマスタイリストの私服に興味がある、
Precious等の雑誌のようなハイブランドのコーディネートをマネをしたい等という方でしたら、
この本は全く参考にはならないと思います。


私の場合、
仕事用の服ではなく、
普段着のコーディネートを見直したい、
数だけ多い洋服や小物を何とかしたいと考えていましたので、
本書のコーディネートの「考え方」が参考になり、
おかげで、
むやみに洋服を買わなくなりましたし、
勢いで買ってしまった洋服や小物等を、
自分に似合う色で工夫して復活させることも出来ました。
これだけでも、
この本を買って良かったと思っています。


確かに、
本書は全て著者の私物で構成されているため、
好みが合わない部分も勿論ありますが、
全体としては、
コーディネートの仕方を「色」から入り、
「小物」や「素材」「バランス」など、
徐々に要素を加えて、
理解しやすいように構成されているので、
いわゆるスタイルブック的な本としては、
実用的で実践しやすいと思います。


欲を言えば、
著者自身が「イエローベース」でベージュ系のコーディネートが良くお似合いなのですが、
私自身は「ブルーベース」なので、
もう少しグレー系のコーディネートも載せて欲しかったです。