NEX-5系列の集大成

普段はNEX-5(銀)とNEX-5N(黒)を常用してきて、
NEX-5Rは飛ばして今回NEX-5T(白)を買い足しました。
　（なので、
以下のレビューはNEX-5Rでも殆ど一緒かもしれません）
これまでのNEX-5系統で購入時に最初にするのが（マニュアル主体の撮影だとまともに操作できないので）ファンクションSWのカスタマイズですが、
単独のFnボタンとダイヤルが追加されたことで、
初期設定のままでも十分許容できる操作性となっていました。
　加えて、
既存のボタンと連携することで、
従来は数少ないカスタマイズ枠から漏れて泣く泣く諦めていた機能へのショートカットアクセスも可能となっていて、
大幅に操作性が改善されたと思いました。
　ただ、
従来機ユーザーからすると、
折角新設されたダイヤルが絞り専用なのは少々勿体無いかな、
という貧乏くさい感想も少し。
（笑）　あと、
従来機を併用すると、
つい親指ダイヤルでの絞り操作をしてしまい、
5Tだと誤操作エラーが出るのでイラっとさせられます。

事前情報で気になっていた暗所でのノイズやディティールの崩れについては、
高感度番長のNEX-5N比で大差ない〜どのみち後処理するのであれば十分な画質に仕上げることができるものであったので安心しました。
（寧ろ、
冬の天の川のような淡い光や、
Hα領域は若干写り易くなっているような気がします。
但し、
本当に淡い部分は粗い縞状のノイズが発生する場合があるようで、
条件がはっきりしないので気になってます）
また、
僅か1000の追加アプリでインターバルシャッター機能を追加できたことで、
運用性がかなり向上させることができて嬉しかったです。
（但し、
アプリ自体はまだまだ使いにくい・・・一貫性のない操作性や連続使用時の誤動作バグ・極端な速度低下現象の発生などなど、
残念ながら品質は高くありませんでした。
SDKが公開されたらシンプルなアプリを自作したいです）
これだけ至れりつくせりのカメラになったにも関わらず、
バッテリーの持ちが従来機同様に良好なのが嬉しいです。
　例えば、
（バッテリーの保温さえ行えば）アラスカで氷点下25℃の環境下での微速度撮影で三時間・800枚超え余裕でした。
ちなみにこの極低温下でバッテリー交換を行いながら一晩で3000枚以上撮影しました。
機械としての信頼性には安心です。