これまでになかったビジネス本

本書は、
不思議な本です。
云わば、
手みやげをテーマにしたビジネス書、
といったところでしょうか。
こうしたテーマを扱った本はこれまでなかったと思います。

それぞれの手みやげの紹介もさることながら、
各章にあるコラムも参考になります。

ビジネスの世界の要はコミュニケーションだと思います。
相手のことを理解し、
期待を上回る提案をして、
初めて仕事をいただけます。
まだ関係が浅い段階や追加の提案をさせていただきたい時などに、
そうしたプロセスや関係をこれから作ららせてください、
という自分の気持ちを表現するのに、
手みやげは大変有効なツールだと本書を読んで感じました。

これから顧客と作り上げてゆきたいストーリーを手みやげに語らせる、
というのは、
送る方・送られる方の双方にとって、
なんともエキサイティングな経験であるに違いありません。
きっと、
そうした経験を双方が積み重ねることによって、
信頼関係を少しづつ構築できてゆくのだと思います。
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