そう、望むべくもない

とりあえず、
定期購読組の私が単行本を購入するのはものすごく稀なことは確かですｗ
もちろん、
描き下ろし目当て。

でも、
そんなこと忘れて全部頭から読んじゃいました。


BLで、
一冊丸ごと同じカップルで、
というのは実はかなりめずらか。

この作家さんでも初めてじゃないでしょうか。

最初の読み切りから思いっきりツボだったけど、

それが続いていって・・・
過去編とか、
少し未来とか、
彼らの日々を一気読みできるってなんてゴージャス。


話はありがちで、

幼馴染みのことが昔から好きで、
でも相手があまりに女ったらしで、

男に興味なんてあるわけなさそうで、
絶対言えなくて・・・
でもハプニングで夜を過ごして・・・
といういつもの展開。


派手さはないけど、
丁寧に描いていて好きだなあ・・・
日高ショーコさんとか好みが重なる気がします。


お話も、
新鮮味はないけど、
こういうの嫌いな人は少ない気がします。

好きで好きで、
だけど絶対に手に入らないことはわかっていて、

なのに離れられなくて、
相手をとっかえひっかえするのを一番近くで見守るしかなくて・・・
なんという王道BL。

好きですねえ・・・
最近あんまりないですもんねえ・・・
「男だから女の代わりにはなれない」云々って久しぶりに聞いた気がしますよ。

片恋の切なさとか、
初々しさとか、
嫉妬とか、
なんだかもろもろ、
すごく好きですねえ・・・
ごちそうさまでした。