本村洋に脱帽
本書は内容が内容だけに涙は覚悟していたが、
それでも涙腺は緩みっぱなしだった。


本村洋を最初にテレビで見たのは2000年の早春で、
第一審の判決が無期懲役と出た夜、
「ニュース・ステーション」に生出演し、
「犯人が社会へ出たら、
私の手で殺す」と言った。
この言葉は衝撃的だった。


事件の概要を以下に記す。


1999年4月14日、
遅い残業を終えて新日鐵の社宅アパートに帰った本村は、
玄関のドアが施錠されていないし、
内部(なか)に入っても電灯が点いていない事に不安を感じる。


しかも、
リビング全体に妙な異様さがあった。
妻の弥生(当時23歳)と一人娘の夕夏(11ヶ月)もいない。
ここで本村は妻の実家に電話をする。
受話器の子機を持ち、
義母と話をするが、
勿論、
妻の動向は知らないという。


押入れを開けた時、
そこに変わり果てた妻の死体を発見する――。


犯人は数日を待たずに逮捕されるのだが、
犯行時18歳だった為、
少年法という厚い壁に阻まれる。


第一回公判で、
事件の詳細が初めて検事より朗読される。
水道の排出検査という名目で部屋に入った犯人は、
弥生を強姦しようと思うが、
強い抵抗に遭って絞殺する。
これで静かになったので衣服を剥ぎ取り、
汚物を拭いて死姦までする。


母親の異常に気が付いたのか、
腹ばいの状態で夕夏は泣きながら母親の側に行こうとする。


その声に動転した犯人は夕夏を頭から投げ捨てる。
一瞬泣き止んだが、
なおも母親の側に行こうとするので、
首を絞めるが、
あまりに細いので手に余ってしまい、
持っていた紐で夕夏も殺してしまう。


この条(くだり)を読んでいると、
自然に涙が出てくる。
腹立たしくて悔しすぎる。
夕夏はどういう思いで母親に近づこうとしたのか。
ただ本能のまま、
行ったとしても悲しすぎる。


ほぼ9年の闘いの結果、
本村は死刑の判決を勝ち取る。


本書の筆者は最終章で刑務所にいる犯人と会う。
犯人は静かに云った。
私は弥生さんと夕夏ちゃんの2人を殺しただけでなく、
家族、
肉親ら2人に連なる全ての人の人生を殺したのだと。
なぜ君は絶望と闘えたのか―本村洋の3300日 (新潮文庫 か 41-2)

その他の感想

A-。ここからまだ引っ張るのかー でも面白いには変わりなし
買わないほうが良いと思います。
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