あえて予告編は見ない方がいいかも

2012年制作のロシア映画です。


南オセチア紛争をリアルで迫力のある戦闘シーンで描いた、
大まじめな戦争映画。

戦闘の最前線に巻き込まれた息子を救い出すために、
お母さんが死地に向かう、
というお話です。


え？ならばこのパッケージのそびえるロボットはなに？となるわけですが、
それを書くのは自粛しておきます。

ただ予告編の編集の仕方だと、
まるで違うジャンルの映画だと勘違いしますな。

幾ら商売とはいえど、
それはないんじゃないかなっていう。


ロシア軍の戦車など、
実物の車両が撮影に使われており、
実物の重量感、
迫力に手を汗握ります。

きっとマシンガンなども本物なのでしょうが、
自衛隊が協力するにはストーリー上の制約が
求められる日本からすると羨ましい部分はありますな。

ほんの数年前の紛争が描かれているわけですが、
政治臭は最小限に排されているため
余計なイデオロギーに神経を使わず、
ストーリーに入り込めるのも良いところかと思います。


SFXは細かいところで稚拙な点も気になりましたが、
おおむね出来はよいです。

ハリウッド製とは一味違うエンターテイメントの秀作。
見て損はしませんよ。