一気に読み切りました

不動産に住みながら、
今まで全く不動産のやりとりに縁がありませんでした。
しかし、
この度「自分の不動産を売買しなければならない」状況に迫られ、
不動産の勉強をしようとこの本を購入しました。

結果から言うと一気に読むことができ、
不動産についての基礎的な知識を得ることができたと思います。

基礎の基礎から解説が始まり、
その購入や競売などのやりとり、
そして不動産開発の流れなど、
不動産取引に関して必要と思われることが書かれています。

一つ一つの項目が短くまとめられ、
イラストつきで解説してあるので、
飽きずに読めますし、
私のような全くの素人が読んでも、
ある程度理解できました。

驚いたのは、
読んでいくうちに「不動産業界」に対する関心が私の中で高まってきたことです。
大規模開発のあり方について紹介した第６章や、
価格や価値が変化していく仕組みについて解説した第７章など、
この業界を目指したいと思う人たちでなくても、
「ちょっとやってみたいかな」と思わせるおもしろさを感じました。

そして、
最も考えさせられたのは第８章の「これからの不動産業界」です。
不動産と言えば「一族に受け継がれるもの」というイメージがありましたが、
現代では「一人一件から数件という時代」と解説する筆者の意見になるほどと納得！「不動産購入は自分にとって高いハードルだ」と思い込んでいたことに気づかされました。

筆者の経験話も楽しそうなので、
そちらの内容をまとめた「不動産裏話集」等が出たらきっと買うと思います。
しかし、
危なくて発表はできないのかな？0