「絶対に失敗は許されない、また失敗させてはならない」
という気持ちで、
著者は論じているそうです。


なぜなら、
リニアの例に限らず、
プロジェクトが失敗に終わった場合には、

「相当の損失や負担が事業の利害関係者(経営陣、
従業員、
株主、
債権者、
取引先、
消費者等)にとどまらず、

地域住民、
納税者たる国民にまで及ぶこともしばしばである。

その被害は福島第一原発の放射線被曝や水俣病のように、
時空間を超えて後世の人々に及ぶことさえある」
からです。

とりわけ、
社会インフラのような公共性が高いプロジェクトは、

・固定投資額が巨額である、

・工期が長いため、
完成後の需要予測が極めて難しい。
また完成後に需給ギャップが顕在化した場合にも、
それを解消することは極めて難しい。

・完成後の維持運営費の大部分を減価償却費と資金調達コスト(支払金利)が占め、
利用者の値上げによる収支改善は不可能に近い。

…等の性格を有するので、
失敗は許されないのだそうです。


失敗を避けるには、
「徹底的かつ冷静な事前評価しかない」として、

具体的な失敗事例(東京湾横断道路や、
超音速機コンコルドなど)を例に、
論じています。

ほとんどの例に共通するのは、
「計画段階での安易な需要想定と甘いコスト見通し」です。


**************************
本書では、
繰り返し、

プロジェクトに必要なのは、
「目的」と「手段」だと書いています。


「目的」は、
つくること自体が目的化していたり、
幻想をふりまいたりしていると失敗します。

また、
「手段」については、
「経済性」「技術的信頼性」「環境適応性」の3つすべての壁を乗り越えなくては、
失敗します。


そのことを、

国内外の主要公共プロジェクトを評価することにより、
具体的に示してくれています。


成功例には、
東海道新幹線があります。

JR東海は、
この成功例におごらず、
今すべきことを見直してほしいと思います。


また、
失敗例には、
ドイツのリニア鉄道建設計画があります。
リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」 (集英社新書)

その他の感想

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可愛い
相変わらず面白い
パンダ
逃しているポイントが沢山ありそうですが、余り気にせずに読んでもおもしろいです
大人の為のデイバック!
1日8時間使用で10年寿命でKC‐Z45-Wで常時使用4年で交換
いい本
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