新選文学全集
このシリーズは、
全30巻からなる池澤夏樹個人編集による文学全集です。
その第13巻は、
樋口一葉「たけくらべ」(訳・川上未映子)、
夏目漱石「三四郎」、
森鴎外「青年」の3編を収録しています。
明治時代の青春ものを集めた感があります。
鴎外の「青年」は、
漱石の「三四郎」に対抗して書いたといわれる未完作。
「たけくらべ」の原文は雅文なので川上未映子が訳していますが、
直訳ではなく意訳になっていて、
原文にない文章を書き足してわかりやすさを工夫しているようです。
彼女は原文が読めなくて苦労したことを「訳者あとがき」に書いています。
私が意訳を読んでいて気になった箇所を原文と見比べてみます。


六章から
【原文】
背ける顏のいとをしく、
本當に堪忍しておくれ、
みんな己れが惡るい、
だから謝る、
機嫌を直して呉れないか、
お前に怒られると己れが困るものをと話しつれて、

【意訳】
しゅんとした美登利がなんとも気の毒で、
ほんとにおれが悪かった、
ぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶおれのせいだよ、
ほんとにごめん、
だから機嫌なおしてくれないか、
おまえがそんなだとおれまでどうしていいかわからなくなってしまうよ。
そんなふうに話し歩いているうちに、


七章から
【原文】
居あはせたる美登利みかねて我が紅の絹はんけちを取出し、
これにてお拭きなされと介抱をなしけるに、
友達の中なる嫉妬や見つけて、
藤本は坊主のくせに女と話をして、
嬉しさうに禮を言つたは可笑しいでは無いか、
大方美登利さんは藤本の女房になるのであらう、
お寺の女房なら大黒さまと言ふのだなどゝ取沙汰しける、

【意訳】
ちょうど近くにいてそれを見ていた美登利が、
ちょっと迷いつつも自分の紅の絹のはんかちをだして、
ほら、
これで拭けばだいじょうぶだよ、
と言ってこしこし拭いてやっていたら、
あっ、
坊主の藤本が坊主のくせに、
女といちゃいちゃしてるぜ、
えっ、
ありがとうだって、
うほほほ、
おまえらあっつあつだな、
なんて調子乗りの友だちがちょっかいをかけてきた。
なになに、
おふたりさんは結婚するの、
この調子だったらするよねえ、
お寺のおかみさんは大黒さまだから美登利ちゃんにはぴったりだ、
なんて言ってからかって、
みんな一緒になって笑うのだった。
樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集13)

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